tongue twister のブログ

2015年5月26日、舌癌(StageⅣa)の手術(舌亜全摘・両リンパ節郭清・腹直筋皮弁による再建術)を受けました。ところが数日後の6月1日朝の診察で、まったくの突然に緊急再手術決定。なんと、最初の手術20時間、再手術13時間、計33時間(゜o゜;;

心身共に回復してきた今、それらの日々を振り返り、今度は私が誰かを励ますことができれば、との思いでブログ初挑戦です。 

ありがたきもの : 825

5月21日(火)晴  退院して1369日 / 手術から1451日


山々の緑が、
一雨ごとにその濃さを目にも鮮やかに増していく。


大好きな夏に向かって、
自然は確実に移ろっているのだな。


そこにあるのは幼いころから見慣れた景色だが、
しばらく目をやるだけで精神の平安を得られるようで。
そしてなにやら明日への気力さえ湧き出てきそうだ。


  
   ふるさとの山に向かひて


   言うことなし 
   
     ふるさとの山はありがたきかな



聴き惚れて : 824

5月20日(月)曇時々雨  退院して1368日 / 手術から1450日


暗くなってから少し激しい雨が断続的に降り始めた。
これから日本各地で、
大雨の被害がなければいいが。




最近こればかり聴いている。
もともとは韓国ドラマの主題曲でピアノのための曲らしい。


朝に晩に聴き入っている。
久々になんとかして自分で弾いてみたいと思える曲に出会った。




自分の技量では一筋縄ではいきそうもないが、
スコアーを取り寄せてみようか。



“Kiss The Rain” (雨に口づけを)


聞き惚れている。

病んでこそ得たもの : 823

5月19日(日)晴後曇  退院して1367日 / 手術から1449日


一昨日の夕方から吹き始めた強い風が、
きのうも、そして今日になっても終日吹き止まない。
窓も開けられず、
台風の後のフェーン現象のようで少し蒸し暑い。
思いついて扇風機を2階の納戸から下ろしてきた。




最近何かと調子に乗っているなと思う。
初心を忘れてはならぬと、
退院した頃から時々心の中で反芻している詩がある。



       病 む


  病まなければ


  聞き得ない慰めのみ言葉があり


  捧げ得ない真実な祈りがあり


  感謝し得ない一杯の水があり


  見得ない奉仕の天使があり


  信じ得ない愛の奇跡があり


  下り得ない謙虚の谷があり


  登り得ない希望の山頂がある



人生の後半戦。
この座右の銘ともいうべき言葉を、
心に刻んで日々過ごしていきたいと願う。


病んでこそ得たもの。
それらを決して忘れてはならない。