5月8日(水)晴時々曇 退院して1356日 / 手術から1438日
昨日か一昨日の堀ちえみさんのブログを読んで、
深く反省した。
以前から、感性豊かで気づきの多い素敵な女性だなと思っていたが、
今回もまた考えさせられた。
彼女は、舌がんの手術の結果、
話すことが少し困難になった。
そのために言いたいことや思ったことをすぐに口に出すことがなくなり、
よく考えてから話すようになった、と。
また、自分の話をするよりも、人の話に耳を傾けるようにもなり、
人の話を聞く事の大切さを知りました、とも。
更には、
「以前よりも言葉で伝えられない分、目で見えるものや耳から聞こえるものが、
研ぎ澄まされたような感じがするのも、こうなって得た事だ」
まさに自分もちえみさんと同じように思い、
実際言いたいことも我慢し、
聞き役に徹した時期があった。
一生もうこれでいい、とさえ思っていたこともあったのに。
だが、
不自由ながらも少しばかり話せるようになってくると、
調子に乗って、、、。
古来から、雄弁は銀、沈黙は金とも言うではないか。
がんになってこそ感じたり見えてきたことも多かったはず。
ほんとうにつらい経験を経てのせっかくの Cancer Gift だのに。
初心回帰。
ちえみさんの言葉は、
私の人生訓とでも言うべきもの。