tongue twister のブログ

平成27年5月26日、舌癌(StageⅣa)の手術(舌亜全摘・両リンパ節郭清・腹直筋皮弁による再建術)を受けました。ところが数日後の6月1日朝の診察で、まったくの突然に緊急再手術決定。なんと、最初の手術20時間、再手術13時間、計33時間(笑)(゜o゜;;

心身共に回復してきた今、それらの日々を振り返り、今度は私が誰かを励ますことができれば、との思いでブログ初挑戦です。 

退職確率は : 725

10月4日(木)曇  退院して1140日 / 手術から1222日


来年の3月31日をもって
早期退職すると決めている。


とすると、
残りの日にちは178日。
お休みを除いたら実働120日足らず?
折り返し点を超えたばかりでまだまだなのがつらいが、
終わってみればきっと早かったと思うのだろう。


完全に100パーセント辞めると言い切れないのは、
そりゃ決まりきっている。
仕事への未練なんてものはこれっぽっちもなくて、
そりゃもうただお金のことしかない。



復職して3年目。
先月末の診察で担当医H先生に早期退職のことを話す。
すると先生、
「その職業で復帰されたことを、実は驚いていたのです。
 そういう意味ではよく頑張られてきたのではないでしょうか。
 ストレスから解放されて、
 しばらくはやりたいことをやられるのがいいと思いますよ」


その言葉を聞いて、
思わず目頭が熱くなりかけた。
看護師さんもいるのに、危ないところだったよ。
でもふっと気が楽になった。
背中を押してもらえた。


その診察で来春の退職確率が、
90%くらいから95%へと跳ね上がりまちたよ。

餞別 : 724

10月3日(水)晴時々曇  退院して1139日 / 手術から1221日


朝晩すっかり肌寒くなり、
今朝通勤時の車の外気温計は16度。
まだキンモクセイが匂わないけれど、
あと半月足らずでオラがふる里の秋祭りだ。


五穀豊穣、豊作祈願。
なんて耳に気持ちよく響くんだろう。
日本の古きよき時代の原風景を呼び起こす言葉だ。


       


10月に入ったことで
術後3年と5ヶ月目に突入。
次の短期目標は3年半。


さんざんお世話になった担当医H先生による最後の診察が12月26日。
そこまで頑張れば3年7ヶ月だ。
なんとしてもそこまで元気でいることが最高の餞別かと思う。


だから、
免疫力落とさぬために
体を冷やさぬようにいたします。

とうてい敵わない : 723

10月2日(火)晴曇  退院して1138日 / 手術から1220日


まったくすごいね、
樹木希林さんの逝き方。
尋常でない強い覚悟と腹の据わり。


隠すことなく、老いも、ガンとともに生きることも見せてくれ、
最期は逝き方まで示してくれた。



彼女自身の生き方は「媚びない」というスタイルであり、
更に生きざまを晒していくスタイルを貫いた。
風向きがどこに向かおうが自分は自分というスタンス。
頑固とかわがままなんてことを超越したものだったと思う。
それは言い換えれば、
あまりに自分自身に誠実であったと言うべきか。
         
彼女の生き方にはメッセージがあった。


彼女こそがほんとうの
Rock 'n' Roll!?