８月３１日（金）晴　 退院して1105日 / 手術から1187

今日で大好きな8月が終わる。
まあ大好きといってもそれはお盆まで。
それ以降はただただ過ぎゆく夏がさびしい。
ただ、平成という時代最後の夏だと思うと、
それなりに感慨深くもある。

 2度目の手術から3年と3ヶ月が経過。
その間自身の病気に関して、ことあるごとに何度も何度も反芻し
心の拠り所としてきた数字がある。

　頭頸部がんの再発率
　・早期の場合、10〜20％程度
　・進行がんでは、初回治療でがんを完全に摘出した場合でも20〜40％

 　再発転移の発生時期
　・原発部位の再発や頸部リンパ節転移は、80％前後が1年以内
　・肺、肝 臓、骨などの他臓器への転移は、80％前後が2年以内

頭頸部がんでは再発や転移が起こる場合には、
その時期が早いことが特徴とされている。

退院するときも担当医から、
「危ないのは2年」と聞いていたので、
一日千秋の思いで日々を重ねた時期もあった。

自分は上のデータで言えば、最も危険なゾーンは越えたのか。

この調子で
平成最後の秋と冬を乗り越えて
来年春に新しい時代を迎えられたらいいな。

８月３０日（木）晴　 退院して1104日 / 手術から1186日

昨夜寝床に入ろうと窓を開け放った和室に入ると、
夜気がひんやりと涼しく、
この夏初めて扇風機を回さずに寝られた。

気持ちよく寝られるのは心身ともにうれしいな。
おかげで文庫本は2ページも進まなかった。

先々日だったか、東北原付ひとり旅の酒飲み、NさんからLINEがあり、
明日から徳島の高知との県境に近い海で
ソロキャンプして遊び回ろうと思うのだけど来ないかとお誘い。
思わず乗り気になりかけたが、
下道で5時間くらいかかるしつまらん雑用もあったりで、
残念ながら、、、。

ほとんど人のいない海辺で、
ランタンの明かりに灯されて波の音をBGMに酒盛り。
遠く沖に行き交う大型船の明かり。
ど田舎なので、お月様さえ邪魔しなければ満点のお星様。

それ以上の至福の状況はちょっと思いつかない。

酔いつぶれ、チェアーで首折れサバのような姿で寝入っている
Nさんの姿は容易に想像できるのだけど。

それにしても、
遊びも本気で情熱を傾けるNさんがうらやましい。
なにかにつけ病気のこと優先の我が生活が
つまらなく味気ない。

決して長くはない残りの人生。
そろそろそこそこ大きめの花火打ち上げたいな。
なんか突破口をね。

いったいどーしたらいいんだろね。

８月２７日（月）晴　 退院して1101日 / 手術から1183日

最近、あと少しで定年を迎えようかというこの歳になって
もし今の仕事に就いてなければどうだっただろうな、
ということをなぜかよく思う。

幼い頃からのなりたかった職業を思い出してみる。
　
　自転車屋さん。
　パン屋さん。
　通訳。
　翻訳家。

まだほかにもあったと思うが思い出せない。

今やってみたいなと思うのが、
料理人。

自分で言うのもなんだけど、
意外と頑固でこだわりますからいい仕事しそうだ　(oﾟ▽ﾟ)
和食がいいな。
で自分の店もったりしてね。

     
退職したら
自然相手に土いじりなんかもいいな。
おお、なんか楽しなってきたわ。

でもそんな夢見る前に、
年金くれるようになるまで稼がんとなあ。
ただし、今の仕事の再雇用だけはイヤ。