tongue twister のブログ

平成27年5月26日、舌癌(StageⅣa)の手術(舌亜全摘・両リンパ節郭清・腹直筋皮弁による再建術)を受けました。ところが数日後の6月1日朝の診察で、まったくの突然に緊急再手術決定。なんと、最初の手術20時間、再手術13時間、計33時間(笑)(゜o゜;;

心身共に回復してきた今、それらの日々を振り返り、今度は私が誰かを励ますことができれば、との思いでブログ初挑戦です。 

嗚呼 そんな、、、 : 582

4月2日(月) 晴  手術から1036日 / 退院して954日


年度当初なので
職場では当然、配置転換が行われる。



で、、、、
それが
いちばん厄介なところに異動しちまった。
最も避けたいところへ。


大病後、仕事に対してもちべーしょんなるものを失い、
今も絶賛経過観察中のこの私が、、、。


駒が足りないというのは分かっちゃいるが、
毎日青息吐息なのに、、、。



こんな私でもやってくれるだろうとの過大評価か。
いったいワシの何を見ておるのだ! 
そんなの迷惑以外の何物でもないわ!!


        


だがこうなった以上つべこべ言っても仕方がない。
きっちりやり上げてやる!
なんてことにはなる筈もなく、
いかにストレス溜めず免疫力低下を招かないようにするか、
その一点だけを見据えてがむばりたいと切に思うのであった。



でも、ついついストレス溜め込みながら
やっちまうんだろうなあ、これが (-_-メ)

3度目の桜 : 581

4月1日(日) 晴  手術から1035日 / 退院して953日


昨日も
そして今日も
春霞で遠くの景色がけぶって見える。


拙宅では夕刻になると
芝桜がその妖艶な色彩を放ちだした。
完全な夜になる前の微かに視界が効く暗闇の中で、
その妖しさにハッと息をのみそうになるときがある。


       



今日から卯月。
この病気になってから
月日の経過にとても敏感になってしまった。


特に月替わりする度に
ああ、またひとつ越せた、
と深く安堵する自分がいる。


あと何度そんなことを繰り返せるだろうかしら。



退院して3度目の桜を見上げながら
そんなことをとりとめとなく思うのだった。

自問したいが、、、: 580

3月31日(土) 晴  手術から1034日 / 退院して952日


昨日帰宅すると
庭の白木蓮の大ぶりの花びらが
薄く茶色に変色し
木の根元にボトリと落ちていた。
春の風が時折強く吹きそれも落花を早めたか。
毎年繰り返されるもの悲しい光景だ。


そして今や桜は満開。
この時期になると
必ず思い出す情景がある。


3年前の春、
どうにもこらえきれなくなり市内の総合病院へ行く途中、
満開の桜の木の下に車を止め、
これが今生最後の桜になるかもしれないと、
暗澹とした思いで薄桃の花々を見上げた。
あのときの心情と景色は
今も脳裏に強く焼き付いている。



だが、それがどうだ。
今何事もなく3度目の桜を見ることができている。
本人はもとより医師でさえ、
このような結果は当初予想し得なかったはずだ。



この幸運に対し
何に対して
どう感謝すればいいのだろう。
そして生かされていることの意味を自問したい、、、


などといきたいところだが、
昨夜は職場の送別会があった。
2軒目はひとりでお気に入りのバーへ。


軽く二日酔い気味。
アルコール漬けの脳みそでは深く思考できない。
自問するのは
明日以降ということで、、、(_ _)