tongue twister のブログ

平成27年5月26日、舌癌(StageⅣa)の手術(舌亜全摘・両リンパ節郭清・腹直筋皮弁による再建術)を受けました。ところが数日後の6月1日朝の診察で、まったくの突然に緊急再手術決定。なんと、最初の手術20時間、再手術13時間、計33時間(笑)(゜o゜;;

心身共に回復してきた今、それらの日々を振り返り、今度は私が誰かを励ますことができれば、との思いでブログ初挑戦です。 

甦る感覚 : 555

2月21日(水)曇  退院して914日 / 手術から996日


最近急速に回復してきたと実感できる感覚がある。


手術してからその感覚が希薄になってしまったことを思って、
何百回さみしく思ったことだろう。
そんなことさえ人並みに味わえなくなってしまったのかと。



戻りつつある感覚。
それは、
食欲。
空腹感、と言ってもいい。


この2、3ヶ月で急速に回復してきたように思う。


半年くらい前までは、
昼ごはんなど食べないなら食べないでまったく平気だった。
食べることがめんど臭くさえあった。
ところが今では、
お昼を食べたいと思い、
夕ご飯が待ち遠しい。



少しづつ少しづつ
人並みに。

キセキ的 : 554

2月20日(火)晴 退院して913日 / 手術から995日


大病して、
生きるためにベロのほとんどを失った。


その結果、
食べることと喋ることに障害が残ったが、
手術からあと数日で1000日。
食も会話も、
普通に生活していくことがよいリハビリとなり、
お医者さんも驚きの回復らしい。


そんな状況の中で、
時々記憶の引き出しから引っ張り出して励みにしている言葉がある。



昨年の形成外科での診察で、
「先生、喋ることはもっと回復しますか」の問いに
K先生
「舌がほとんどなくてこれだけ喋れること自体が奇跡的だけど、
   もっといけると思います」


奇跡的
きせきてき
キセキテキ、、、



そうなんだ
キセキテキ、なんだって。



視界の開けない
効果のあるとも思えないリハビリを、
やり続けたたことが報われた思いがした。


そしてこれからもずっと
そのK先生の言葉は励みになるだろうな。

距離を置く : 553

2月19日(月)曇 退院して912日 / 手術から994日


一度は立ち直ったパソコンだが、
やっぱり駄目なようだ。
OSを読み込めないのだからどうしようもない。
7、8千円でリカバリーソフトを用いてみるという方法もあるようだが、
それも絶対確実ということでもないらしい。


プリンターに続いてパソコンまで、、、。
世の中、
どうしてもうまくお金が回るようになっているようだ。


         


新しく買い求めることは簡単だけれど、
考えてみると退院してからこの2,3年というもの、
あまりにもコンピュータに頼り切った生活をしているようで、、、。
何をするにもまずはパソコンだ。


ここいらで少し
パソコンから離れた生活をしてみてもいいかなあ
とも思う。
あふれる情報に目まぐるしく踊らされることもなく、
落ち着いて本を読む時間がふえそうだ。


ただ気がかりは、
入院中から欠かさず続けている闘病、生活記録と
このブログ。
タブレットを用いることになるがやりにくい。
今までより更新の間隔が開くことになりそうだが、
その分きっと、
内容の濃いことが書けそう
かな?