迫る思い : 945
7月25日 (土) 曇 退院して1800日 / 手術から1882日
昨日ちょっとした遠出の折りに、
義母を訪ねた。
伊予の小京都、大洲市の東端に位置するその昔藩邸があった町だ。
夫を亡くして16年。
大きな家にひとり住んでいる。
白い雑種のケンも昨年死んでしまった。
会うのは正月以来か。
会う度に、義母が縮んでいく。
小さくなったなと、この数年会うたびにそう思う。
こんなに小さかったかと驚きさえする。
齢を重ねていくとは、そういうことなんだなと
義母を見る度にしみじみと感じる。
そして身を粉にして働きづくめであった過ぎし年月などにも思いが至り、
ああ、人生とは、、、
などと柄にもなく思いを巡らせる。
啄木は
戯れに母を背負いて
そのあまり軽きに泣きて
三歩歩まず
と歌ったが、まさにその心境がぐっと胸に迫る。
これからの人生が
安らかでありますよう。