2月8日(木)晴 退院して3108日 / 手術から3190日
暦の上では春ですが、、、。
立春とは名ばかりの、、、。
春浅く、、、。
そんな時候の挨拶が思い浮かぶ如月の頃。
音もなく粛々と降る冬の雨は、
身も心もしんしんと芯から冷えるようで、
しんみりと寂寥感が募る。
「去る者は日々に疎し」
親しかった人でも、離れて顔を合わせなくなると、
月日が経つにつれて疎遠になっていく。
また、死者は年月を経るに従って忘れられていく。
聞き慣れた言葉である。
そしてよく理解できるし、実際まったくその通りだと思う。
だが、そんなあまりにも知られた箴言に、
当てはまらない人もいるのだということを身を以てひしひしと感じている。
それが、一昨年の10月に逝った先輩だ。
お別れしてから記憶が薄まるどころか、
いなくなったが故に、より強くその存在が意識される瞬間がある。
そんなこともあるのだなと、
改めて先輩の在りし日々と人となりを思い起こす。
ああ、、、。
おそらくその魂はこれからも私の中で強烈にとどまり、
成長し続けるのだろう。