tongue twister のブログ

平成27年5月26日、舌癌(StageⅣa)の手術(舌亜全摘・両リンパ節郭清・腹直筋皮弁による再建術)を受けました。ところが数日後の6月1日朝の診察で、まったくの突然に緊急再手術決定。なんと、最初の手術20時間、再手術13時間、計33時間(笑)(゜o゜;;

心身共に回復してきた今、それらの日々を振り返り、今度は私が誰かを励ますことができれば、との思いでブログ初挑戦です。 

暇にまかせて : 1066

4月12日(金)曇 退院して3172日 / 手術から3254日


薄桃の花びらが散り急ぐように風に舞う。
散りゆく姿さえもこんなに愛でられる花を他に知らない。


朝方は少し冷え込むものの、
お日様が昇ると既に初夏を思わせるような陽気だ。
先日は車中では暑くて冷房を効かせた。



山中の観光施設でのお仕事は月に半分ほどで、
残り半分は呑気に好き勝手やっている。
だが、軍資金が潤沢にあるわけでもなく、
おうちで大人しく過ごすことも多い。
そんな訳で、最近は趣味のソロギターに少し時間を注いでいる。


この2週間ほどで新しくレパートリーに加わったのが、
“ 竹田の子守歌 ”  と  “ What a wonderful world ”
の2曲。
かなり以前から弾きたかったのだけれど、
やっと自分の技量と見合うアレンジのスコアーに出会った。
ここかから、「弾ける」から「聞かせられる」レベルまでもっていくのが
これまた難しい。


あと1曲、以前からどうしても取り組んでみたいと思っている曲がある。
それは、
「舟唄」
八代亜紀さんが亡くなられたその時から、
その思いは漠然としたものから、明確なものとなった。


ただ、とても難しい。


 しみじみ飲めば しみじみと
        思い出だけが 行き過ぎる


しみじみと染みる歌だね。


期待しつつ前のめりに : 1065

4月8日(月)曇 退院して3168日 / 手術から3250日


光は日、陰は月。
光陰矢のごとしとはよく言うけれど、
まったくその通りだ。


今日はプー、5度目の命日。
いまだにともに過ごした日々のさまざまを、
思い起こさない日はない。
振り返ってみれば、
奴が我が家にいた10数年という年月が、
自分にとっていろんな意味で人生の絶頂期であったかもしれない。



山中の観光施設で小遣い稼ぎを始めてもう少しで丸1年。
ほんとうに全国いろんな所から人がやってくる。
そんな中でも、ついつい高齢の一人旅の方に目が行ってしまう。
そしてそこから刺激を与えてもらっている。
自分もまだまだ負けてられんなと。


人生も終盤に差し掛かれば、
誰にだっていろんな予期せぬことが起こる。
だが、それが普通なんだと。


観光に訪れている老境に差し掛かった一人旅の方々を見ては、
ああ、この方の人生においても禍福いろいろあったのだろうな。
でもこうやって残りの日々を謳歌しようと遥か旅に出ている。
などと、失礼ながら好き勝手に妄想を逞しくしている。



大病をしてよかったとは言わないが、
大病を得て思わぬいいこともたくさんあった。
人生塞翁が馬とも言うではないか。


いつまでも
期待することを止めずに
前のめりな人生を歩みたいと思う。


    

Out of sight, out of mind ? : 1064

2月8日(木)晴 退院して3108日 / 手術から3190日


 暦の上では春ですが、、、。


 立春とは名ばかりの、、、。


 春浅く、、、。


そんな時候の挨拶が思い浮かぶ如月の頃。
音もなく粛々と降る冬の雨は、
身も心もしんしんと芯から冷えるようで、
しんみりと寂寥感が募る。




「去る者は日々に疎し」


親しかった人でも、離れて顔を合わせなくなると、
月日が経つにつれて疎遠になっていく。
また、死者は年月を経るに従って忘れられていく。


聞き慣れた言葉である。
そしてよく理解できるし、実際まったくその通りだと思う。



だが、そんなあまりにも知られた箴言に、
当てはまらない人もいるのだということを身を以てひしひしと感じている。


それが、一昨年の10月に逝った先輩だ。
お別れしてから記憶が薄まるどころか、
いなくなったが故に、より強くその存在が意識される瞬間がある。


そんなこともあるのだなと、
改めて先輩の在りし日々と人となりを思い起こす。
ああ、、、。



おそらくその魂はこれからも私の中で強烈にとどまり、
成長し続けるのだろう。