tongue twister のブログ

平成27年5月26日、舌癌(StageⅣa)の手術(舌亜全摘・両リンパ節郭清・腹直筋皮弁による再建術)を受けました。ところが数日後の6月1日朝の診察で、まったくの突然に緊急再手術決定。なんと、最初の手術20時間、再手術13時間、計33時間(笑)(゜o゜;;

心身共に回復してきた今、それらの日々を振り返り、今度は私が誰かを励ますことができれば、との思いでブログ初挑戦です。 

利己の一念 : 449

10月16日(月)雨 退院して786日 / 手術から868日


  

  


      かなしきは


   飽くなき利己の一念を

   持てあましたる男にありけり



うーん、
啄木のこの歌を目にするたびに、
自分の内面をえぐられるようでつらい。



  こころよく


  人を讃めてみたくなりにけり


  利己の心に倦むめるさびしさ



なんてのもある。


ああ
情けない。



わがふるさとは
祭り2日目。


雨。


               


                       



非日常 : 448

10月15日(日)雨 退院して785日 / 手術から867日


終日雨。
それにしても朝からよく降る。


例年明日16日から18日までの3日間が我が故郷の秋祭りだが、
今年は市制施行80年を記念して
今日から4日間開催されることに。


だが
朝からずっと雨。
天気予報では
祭り最終日の18日までずっと雨の傘マーク。


祭り好きでなくてもこんなんじゃつまらないし
今ひとつ盛り上がらん。



我が市の人口は約13万人。
男も女も、老いも若きも、
五穀豊穣を祈願感謝、
などという根本のところをまったく思うこともなく
ただただ興奮しアホ化する。


祭りは
非日常、非現実の世界。


みんな日々のくらしににうんざりしとんのかねえ。



痩せてはならない! : 447

10月14日(土)曇 退院して784日 / 手術から866日


舌根部1/4のみを残し
ほぼ全摘に近い亜全摘である。


だが
お医者さんや周囲の予想を大いに裏切って
食べたり喋ったりしている。


そりゃ食べにくいし
本当の舌があった時ほど味を感じない。
そして
喋りは酔っ払いのようかもしれない。
でも食べる喜びを味わえているし会話もいっぱいしているのだ。



食べててむせたりなんぞ一度もないし、
術前に先生から「誤嚥して肺炎になることも、、、」
そんなことはまったくなくて、
どっかで食事してて私より咳き込む健康な人を周囲によく見かける。
食べるスピードだって、
今なら小学4年生の女の子になら勝てる自信があるほどだ。


初対面の人と話すような場面では、
「口の中を大きな手術をして上手く喋れないのですよ」
と前置きして
ほぼ困ることなく会話をしている。



そんな食事や会話に大いに関係しているのが、
再建舌のボリューム。


加齢によってその再建舌が痩せてしまったりすることはなく、
それよりも体重の増減が再建舌のボリュームを左右する。


だから痩せられない。
大きく体重を落とすと舌が痩せて
その分舌周辺に余分な空間ができてしまい、
発話するときに空気が漏れたり逆に溜めたりしにくくなる。


自分的にはもう少しボリュームがあった方が
話すだけでなく、
飲食にも好都合なような気がする。


だから今日も明日もあさっても、
一生懸命食べる。



私にとって食べることは、
Quality of Life
を上げること。