人生最後の : 1050
5月9日(火)晴 退院して2837日 / 手術から2919日
五月病などとはまったく無縁の環境で
とぼけた顔して日々呑気に過ごしているが、
それでも先のゴールデンウィークの後、
なんとなく憂鬱で気分が優れない、というか優れない気がする。
長年働いてきて、その頃の生体反応とかバイオリズムといったようなものが、
今も尚、体内でくすぶっているのかもしれない。
定年退職してから、
断続的にいくつかパートやアルバイトで糊口を凌いできたが、
昨年12月から今日までの約5ヶ月余りは、
「毎日が日曜」の申し訳ないくらいお気楽な毎日を過ごしてきた。
けれどそういう日々も、
もうそろそろいいかなと思う。
有り体に言えば、
無為無策にすごしていては、
ごはんが美味しくない。お酒も美味しくない。
精神的にも、スパイスが必要だ。
そしてこの歳で恥ずかしいことに、
「物欲の嵐」がいまだ吹き止む気配がないのが情けない。
あさって、木曜が初出勤。
山中に4,50分、分け入った所にある観光施設の管理人の仕事だ。
人里離れて自然に囲まれたところでの仕事は、
精神衛生上たいへん好ましかろう。
いくつまで働くことになるか未定だが、
おそらく、我が人生最後のお仕事になると思う。
汗水流して労働した後のビールは、
体が打ち震えるほど美味しかろう。
そんなことも喜びとして、精一杯励んでみる。