1月14日 （木） 晴　 退院して1975日 / 手術から2057日

久々に暖かい1日だった。
日中の気温は15度近くまで上がったようで、
思わず車の暖房を冷風に切り替えたほどだ。
真冬のこんな日を、冬日和(ふゆびより)と言うのだったか。

大病を患って後、不便で、情けなくて、
思わず不遇を嘆きたくなるようなことは多々あったが、
そのたびに意識してきた言葉がある。

「過ぎてかえらぬ不幸を悔やむのは、さらに不幸を招く近道だ」

シェイクスピアのある有名な悲劇の中の言葉だと知ったのは最近のこと。

お喋りにしても、食べることにしても、
もう今以上の改善は難しいだろう。
だとするなら、病で失ったことを残念がることは止め、
現状を悲嘆するまいと。

失ったからこそ、得たことや気づきも多々あったではないか。

こうなってよかったとは言わないが、
現状も悪くないかなと思う。