思い出すのは、、、: 790
2月26日(火)晴 退院して1285日 / 手術から1367日
数日来、春の到来を思わせるような暖かさ。
職場では暖房を入れないほどだ。
菜の花の黄色が目にも鮮やかだ。
梅も微かに薫る。
土筆などは先週すでに地面から少し頭を出していた。
春は一年でいちばん嫌な季節だけれど、
暖かくなるのはなんだか心がほころぶようで喜ばしい。
堀ちえみさんがICUから一般病室へ移られたとか。
なにより、経過順調でよかった。
そんな知らせを聞くにつけてもついつい思いは
自身の術後のことに向かう。
ICUでの2日間とその数日後の2度目の緊急手術を経ての10日間ほどは、
幻覚と悪夢に苦しめられた日々だった。
痛みなどよりもとにかく息苦しさがつらかった。
このまま自分は精神を病んでいくのではないかと、
幻覚と現(うつつ)の狭間で恐怖していたことなどさえも、
こんなに元気になってしまえば、
なにやらなつかしい。
ちえみさん、
もう少しのしんぼう。