tongue twister のブログ

平成27年5月26日、舌癌(StageⅣa)の手術(舌亜全摘・両リンパ節郭清・腹直筋皮弁による再建術)を受けました。ところが数日後の6月1日朝の診察で、まったくの突然に緊急再手術決定。なんと、最初の手術20時間、再手術13時間、計33時間(笑)(゜o゜;;

心身共に回復してきた今、それらの日々を振り返り、今度は私が誰かを励ますことができれば、との思いでブログ初挑戦です。 

残念です : 793

3月6日(水)曇後雨  退院して1293日 / 手術から1375日


昼前から降り続く雨と
空一面に広がる灰色が、
冬のうら寂しさをいっそう増幅する。
目を閉じると、
クラシックギターで演奏される『G線上のアリア』のもの悲しい旋律が
頭の中を駆け巡る。


花粉症の薬のせいで、
気を許すと意識を失いそうになるくらいに眠い。
春が一年でいちばん嫌な季節である理由のひとつがこの花粉症だ。




大病ののち、
今なお何事もなく生きていることの意味を
ふと思うことがある。


病を得て、
自分の命には限りがあるのだという
まったくの自明の理を初めて現実のこととして実感した。


限りある生命であるからこそ、、、。


だから
いったいどうだというのか。



堀ちえみさんのような鋭敏な感性が羨ましい。
もしその何分の一かでも自分に備わっているのであったなら、
もっとさまざまな Cancer Gift を得られただろうに。
それが残念です。


     

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