鎮魂の酒 : 969
11月25日 (水) 曇後晴 退院して1925日 / 手術から2007日
だいだい色に空が染まる。
春のように霞みがかっているが、雲一つない快晴の夕焼け。
若いときから、夕焼けを見るといつも心に浮かぶ歌詞がある。
夕暮れ時は さびしそう
とっても一人じゃ いられない、、、
NSPという東北出身の3人組フォークグループの歌だ。
かれこれ半世紀も近く前の歌で、特に好きだったわけでもないのに。
確かに、夕暮れはきれいだがさみしい。
いや、きれいだからこそさみしいのか。
それとも、単なるつまらん感傷癖かもしれぬ。
夕焼け見てさみしくなったので、
今夜も酒を喰らう。
先月末に、
最愛の奥さまをご病気で亡くされた戦友Kさんの、
底知れぬ悲しみと喪失感を思うとき、
慰めや励ましの言葉をもち得ない。
夕焼け見ながらさみしくなり、
そしてKさんのさみしさを思い、更に悲しくなった。
私と同じ病を戦い抜いたKさん。
ブログを通じて知り合った戦友。
Kさん、どうしていますか。