tongue twister のブログ

平成27年5月26日、舌癌(StageⅣa)の手術(舌亜全摘・両リンパ節郭清・腹直筋皮弁による再建術)を受けました。ところが数日後の6月1日朝の診察で、まったくの突然に緊急再手術決定。なんと、最初の手術20時間、再手術13時間、計33時間(笑)(゜o゜;;

心身共に回復してきた今、それらの日々を振り返り、今度は私が誰かを励ますことができれば、との思いでブログ初挑戦です。 

桜雨 : 985

4月4日 (日) 曇後雨  退院して2055日 / 手術から2137日


こうお休みごとに降られたんではやりきれない。
記憶が正しければ、確か3週連続の雨の日曜日だ。


ただでさえ儚くも散り急ぐ桜なのに。




桜雨、桜吹雪、桜流し、花筵、花筏、、、。


この薄桃の花にまつわる「桜言葉」は多い。
どれも優美で風雅。


すぐに散ってしまうその儚さから、
「徒名草」(あだなぐさ)などという呼び名もあったはずだ。



 世の中に
  たえて桜のなかりせば
   春の心はのどけからまし


と平安貴族は歌った。
まさにそうだと思う。
この薄桃の花は、その静々とした美しさと儚さ故に、
人心を惑わす妖しい不思議な力がある。            


ああ、
「姥桜」なんて言葉もありましたなあ。



術後6年目の春。
今年も、運良く「花筏」を目にすることが出来た。
来春もきっと。



                    

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