行 : 1001
8月11日 (水)曇 退院して2202日 / 手術から2284日
武道では、
「千日をもって初心とし、万日ともって極みとする」
という格言がある。
比叡山山中で行われる天台宗の行においては、
「千日回峰行」
という想像を絶する厳しい修行がある。
これは悟りを得るためではなく、
成就してなお、悟りに近づくためのまだ始まりなのだそうだ。
前回のブログで1000回目の更新となった。
まさかここまで続くことになろうとは、
我ながら想像だにしなかった。
一般に、千回というと何事においてもたいへんな数ではあるが、
しかし前述の2つの例でいくと、まだまだ始まったばかり。
ここからが大事ということか。
「のど元過ぎれば」
をこれまでの人生で何千回と繰り返してきた情けない自分であるが、
これを機に初心回帰。
長い入院生活を経て退院したあの頃のように、
謙虚さと感謝を忘れてはならない。
武人や高僧のように、
極めることも悟ることも自分には無縁の世界であるけれど、
それでも人として良くなりたいという気持ちは、
まだくすぶり続けている。
これまで見知らぬ方のブログを通してたくさん励まされ、
そして多くの学びがあった。
これからも期待感をもって
このブログという行を続けていければと思っている。