tongue twister のブログ

平成27年5月26日、舌癌(StageⅣa)の手術(舌亜全摘・両リンパ節郭清・腹直筋皮弁による再建術)を受けました。ところが数日後の6月1日朝の診察で、まったくの突然に緊急再手術決定。なんと、最初の手術20時間、再手術13時間、計33時間(笑)(゜o゜;;

心身共に回復してきた今、それらの日々を振り返り、今度は私が誰かを励ますことができれば、との思いでブログ初挑戦です。 

精神の寛解 : 746

11月14日(水)曇晴  退院して1181日 / 手術から1263日


梶井基次郎に
『器楽的幻覚』という短編小説がある。


  「休憩の時間を残しながら席に帰った私は、すいた会場のなかに残っている女の人
   の顔などをぼんやり見たりしながら、心がやっと少しずつ寛解して来たのを覚え
   ていた。しかしやがてベルが鳴り、人びとが席に帰って、元のところへもとの頭
   が並んでしまうと、、、」


「寛解」
癌患者にとっては、
憧れの燦然と輝く馴染みのある言葉であるが、
病気以外に用いているのを初めて目にした。
それも文学作品の小説の中で。


            



自分の場合5年寛解まであと1年と半年余りであるが、
がんという病気は治療により「寛解」はするが「完治」はないとよく言われる。
5年たてば一応の治療効果があったとされるが、
再発や転移の不安は、
5年たったから、10年たったからといってゼロになるわけではない。


さて、自分の場合待ち焦がれたその日を迎えて後、
気持ち的にも
寛解と呼ぶにふさわしい精神的平安を得られるのかどうか。


体だけでなく気持ちの上でも、
寛解したことをふんだんに享受したいもんだわ。




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