ただひとつだけ : 819
5月12日(日)晴 退院して1360日 / 手術から1442日
昨日の夕刻前、
雑踏を外れ人工的な音の聞こえない閑かな場所へ行きたくなって、
西条市の国道から少し入ったところにある神社を訪ねる。
ここは、入り口の鳥居から本殿までの参道が長くまっすぐに伸びる
以前からお気に入りの空間だ。
懐の深い境内には自分以外誰もいない。
真っ黒の子猫が本殿脇からこちらを警戒するように見ていたが、
すぐに藪の中へ走り去った。
本殿前の階段の両脇に、
白地に赤い文字で新しい時代を祝う幟が立てかけられている。
それらを見て、
これが新しい元号になって初めての神社参りであることを意識する。
耳に届くのは
小鳥のさえずりと石畳を歩く自分の足音だけ。
神様にお願いすることは、
いつも同じ。
健康でいられますよう。