9月15日（日）晴　 退院して1486日 / 手術から1568日

今日は教員生活最後の運動会。
昔なら秋晴れの中、というところだが、今は毎年酷暑の中での実施だ。
しかし今日も暑いには暑いが、やっぱり秋だね。
熱気が夏のそれのように粘りつかない。
空気が鼻腔を通りやすいとでもいうのか。
日が傾き始めると、より秋が感じられ、気配にしみじみとした風情が漂い出す。

仕事の上でのひとつひとつの行事すべてに、
「教員生活最後の」という修飾がついて回る。
再雇用という選択肢はもう自分の中には120％ない。

舌がんというこのやっかいな病がなければどうだろうとはよく思うことだが、
それでもやはり、再雇用は望まないだろうと思う。

有り体に言えば、
もう細かいことを言うのに飽き飽きしたということだ。
偉そうに人の道を説くことにも、もううんざりしたということだ。
こうなったら、もうこの職は退くしかあるまい。

この病を得て１年休職ののち復職し、
よくもまあ３年半も耐えてきたものよと、我ながら思う。
自分で自分をほめてみたい気もしないでもない。
残り半年、恥をかかぬ程度にはがんばる所存。
そして気が向いたら、たまにはささやかな爪痕なども残しながら。

さあ、今夜は運動会の打ち上げ。
しかたがないなあ、また酒が飲めるじゃないか。

「教員生活最後の」運動会の打ち上げ。
酒なら、若い奴らにはまだまだ負けん！！
などと、どうでもいいところで鼻息だけは荒い。