酒は : 934
6月18日 (木) 雨 退院して1763日 / 手術から1845日
梅雨とは言え、
雨足激しく朝からよく降る。
い:この時期は梅の実が熟す頃であることから。
ろ:この時期は湿度が高く黴が生えやすいことから黴雨(ばいう)と呼ばれ、
それが同じ音の梅雨に転じた。
は:この時期は「毎」日のように雨が降るから「梅」という字が当てられた。
梅雨の語源については、
個人的にはどうか「い」が真実であって欲しい。
退職して2ヶ月半。
そろそろお仕事でもしようかと数件の派遣業者に登録している。
3交代のシフト勤務を受けるなら、いくらでもあるんだけどねえ。
だがそこまでして稼がなくてもいいのだ。
啄木は
こころよく 我にはたらく仕事あれ
それを仕遂げて死なむと思ふ
と貧困と病苦とにあえぎ苦しみながら歌ったが、
私の場合は、
全国居酒屋巡りにも行けず、ただ退屈なだけなのだ。
それと
やっぱり酒というものは
労働という負荷を経たのちにこそ、
よりいっそうその旨みと悦びが倍増される、
というのがこのふた月半の実証的考察における結論なのだ。
嗚呼、
されどあれだけ恋い焦がれていた「毎日が日曜」
の日々も捨て難い。