一筋の光 : 938
6月24日 (水) 晴 退院して1769日 / 手術から1851日
今日も入院中の記録に目を通してみる。
6月24日の記録から
・途中数回目覚めるもいい感じで寝られた。
・本日も顔のむくみと口内の腫れひどい。
首があまり曲がらないこともあるがまぶたや頬の腫れで、
自分のお腹をまともに見られない。
・頭頸科診察 今日も1番バッター
いつもと同じように口内視診と触診し写真撮影。最後に喉の傷洗浄。
・歯科診察 歯科衛生士さんによる口内ブラッシング
・リハビリのマッサージ 11時と15時の2回
・看護師さんにアシストしてもらいながらシャワー
喉に開いている気管孔がら水が入ると、溺れ死ぬよと脅されている。
マッサージと2日に1度のシャワーだけがお楽しみ。
・夜7時過ぎに担当医が病室に顔を見せたので、
ずっと気になっていたことを聞いてみる。
前からずっとそうしたかったのだが、心身にそこまでの余裕が無かった。
Q: レティナ(喉の気管孔が閉鎖しないように挿入している器具)は将来どうなるのか?
A: まだ若いということもあり、閉じる方向で考えている。
口から空気をちゃんと採り入れられることと、唾液に溺れない(飲み込める)
ということが閉鎖の条件です。
Q: 味覚は?
A: 舌が右奥の舌根部の1/4しか残っていないので厳しいが、
ただし、味は舌だけで感じるものではなく、ほっぺたや喉にも味蕾はあり、
においなども大事になってくる。食べる形態は選ぶかもしれないが、
十分食べられるようになると思う。
飛び上がりたいくらい嬉しかったね。
気管孔を閉じることが出来そうだと聞いて。
なんせ名前が、
「永久気管孔」だもの。
先の見えない入院生活に
一筋の光明が差した瞬間だった。