tongue twister のブログ

平成27年5月26日、舌癌(StageⅣa)の手術(舌亜全摘・両リンパ節郭清・腹直筋皮弁による再建術)を受けました。ところが数日後の6月1日朝の診察で、まったくの突然に緊急再手術決定。なんと、最初の手術20時間、再手術13時間、計33時間(笑)(゜o゜;;

心身共に回復してきた今、それらの日々を振り返り、今度は私が誰かを励ますことができれば、との思いでブログ初挑戦です。 

一筋の光 : 938

6月24日 (水) 晴  退院して1769日 / 手術から1851日


今日も入院中の記録に目を通してみる。


6月24日の記録から
・途中数回目覚めるもいい感じで寝られた。
・本日も顔のむくみと口内の腫れひどい。
 首があまり曲がらないこともあるがまぶたや頬の腫れで、
 自分のお腹をまともに見られない。
・頭頸科診察 今日も1番バッター 
 いつもと同じように口内視診と触診し写真撮影。最後に喉の傷洗浄。
・歯科診察 歯科衛生士さんによる口内ブラッシング
・リハビリのマッサージ 11時と15時の2回 
・看護師さんにアシストしてもらいながらシャワー
 喉に開いている気管孔がら水が入ると、溺れ死ぬよと脅されている。
 マッサージと2日に1度のシャワーだけがお楽しみ。



・夜7時過ぎに担当医が病室に顔を見せたので、
 ずっと気になっていたことを聞いてみる。
 前からずっとそうしたかったのだが、心身にそこまでの余裕が無かった。


Q: レティナ(喉の気管孔が閉鎖しないように挿入している器具)は将来どうなるのか?
A: まだ若いということもあり、閉じる方向で考えている。
  口から空気をちゃんと採り入れられることと、唾液に溺れない(飲み込める)
  ということが閉鎖の条件です。
Q: 味覚は?
A: 舌が右奥の舌根部の1/4しか残っていないので厳しいが、
  ただし、味は舌だけで感じるものではなく、ほっぺたや喉にも味蕾はあり、
  においなども大事になってくる。食べる形態は選ぶかもしれないが、
  十分食べられるようになると思う。 



飛び上がりたいくらい嬉しかったね。
気管孔を閉じることが出来そうだと聞いて。
なんせ名前が、
「永久気管孔」だもの。


先の見えない入院生活に
一筋の光明が差した瞬間だった。


                    

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