思いを馳せながら : 1003
8月27日 (金)晴 退院して2218日 / 手術から2300日
嫌になるほど雨ばかり続いたそのあとは、
熱中症警戒アラートなどという大仰なものを連日耳にする、
残暑と呼ぶにはあまりにも厳しい猛暑の連続だ。
だが、季節の移ろいは至る所に見られて、
つくつく法師が鳴き、夜にはコオロギの声。
赤とんぼが風に漂い、夕焼けは明らかに秋の様相だ。
そして晩夏の夕暮れは寂しい。
火曜日に、2回目のコロナウィルスワクチン接種を終えた。
それでもまだ感染リスクはあるものの、
重症化する確率はかなり低くなるそうな。
だからと言って日本全体の感染状況を考えると、
日本各地を車で旅するというここ数年来思い描いてきたお楽しみなど
まだまだ当分実現できそうにない。
日本中の地方都市を巡り、
ベタな観光などもしながら酒蔵を訪ね歩く。
そして夜は居酒屋で旨い肴で美味い地酒を飲む。
ただそれだけのささやかなお楽しみなのに。
だのにコロナウィルスという奴は。
仕方ない。
まだ知らない地方の町に思いを馳せながら
今夜も家飲みをする。