古刹で思う : 1004
8月29日 (日)晴 退院して2220日 / 手術から2302日
齢を重ねてきたせいか、
最近自然と神社仏閣によく足が向く。
いや、最近というよりも大病をして後からか。
四国に住んでいるのだから
いっそ八十八ヶ所巡りでもと思わなくもないが、
そこまでの信心深さと
それにかける手間暇を上回るほどの動機がまだ見当たらない。
神社やお寺を訪ねると、
自身や皆が健康でいられるようにと自然に思うけれど、
特に熱心にお祈りしたり祈願したりということはない。
どちらかというと、精神の平静と安息を求めてつい行きたくなる。
けれどいつになるか分からないが、
今後、きっと八十八ケ所巡りはすることになるだろうなという
確信のようなものがある。
人生も終盤戦。
来し方を懐かしむだけでなく
これから先について、
そろそろ真剣に向き合わなければならない。
人生を見つめ、そして更には信仰と向き合う。
究極の到達点は、魂の救済。
そんなことを
札所のひとつである古刹を歩きながら
コロナ禍で大変な夏の終わりに考えた。