晩夏に走る : 1027
9月12日(月)晴時々曇 退院して2599日 / 手術から2681日
昨日近所の畦道で
彼岸花が数本咲いているのを目にした。
残暑厳しいけれど、季節は確実に移ろいつつあるようだ。
たわわに実る稲穂も重たげにその頭を垂れている。
収穫の時も近いだろう。
そしてあと半月もすれば金木犀の甘い香りが漂い始め、
五穀豊穣を感謝する秋祭りが近づいたことを、
この土地の人々は思う。
ほんの少しだけ暑さが緩んできたこともあって、
最近はバイクに乗ってばかりいる。
走っている間は、夏の暑さも気にならない。
嫌なこともほんの少しだけ忘れていられる。
車では決して味わうことのない緊張感と爽快感こそが醍醐味だ。
顔や身体は残念ながら確実に老化しつつあるけれど、
実る稲穂ほどの謙虚さは望むべくもないので、
せめて気持ちや思いだけは失わぬようにしたいものだ。
さて今週末も、どの山道に分け入ろうかと
待ち遠しくてならない。