数十年ぶりに野坂さんを : 843
7月6日(土)晴 退院して1415日 / 手術から1497日
夕刻、近くの大好きな田んぼを見に行く。
日差しはけっこうきついが、
水を張った田を吹き渡る風が心地よい。
心身が弛緩する。
やっぱり人は
アスファルトやコンクリートの中でばかりいてはいかんのだと、
しみじみと思う。
この景色をずっと見て過ごせるならば、
5年寛解も、
より確実なものになるのではないかという気さえする。
なんだか今夜は、
焼酎なんぞちびちびやりながら、
数十年ぶりに
野坂昭如さんの『火垂るの墓』などを読んでみたい気分です。