生きてるだけで : 869
9月10日(火)晴 退院して1481日 / 手術から1563日
あ つ い。
遠く瀬戸内の島々の上空に、
つい見入ってしまうほどの美しい入道雲が東西に連なって浮かんでいた。
日中の暑さは、残暑なんて範疇を超えている。
些末なこといっさい忘れて、
昼間っからキンキンに冷えたビール飲めたらどんなにいいだろう。
ここ数日、手術から4年も経つのに、
最初に皮弁を採取したお腹の傷が疼く。
喉や足の手術した個所もそうだけど、
どんなにお医者さんが神経などを傷つけぬよう気を付けても、
体にメスを入れるということはやはりよくないのだと痛感する。
傷周辺の突っ張り感、痛み、感覚麻痺、可動域の制限、かゆみなど、
傷ついた体は完全に元に戻ることは難しいようだ。
でも、そんなことはまったくたいしたことじゃない。
退院してしばらくは、
そういったことも含めていろんな不具合にたびたび落ち込むこともあったけれど、
今ではそんなこと、ほとんど気にせずに過ごしている。
なんたって、
「生きてるだけでまるもうけ」
この言葉が、座右の銘ですから。