tongue twister のブログ

平成27年5月26日、舌癌(StageⅣa)の手術(舌亜全摘・両リンパ節郭清・腹直筋皮弁による再建術)を受けました。ところが数日後の6月1日朝の診察で、まったくの突然に緊急再手術決定。なんと、最初の手術20時間、再手術13時間、計33時間(笑)(゜o゜;;

心身共に回復してきた今、それらの日々を振り返り、今度は私が誰かを励ますことができれば、との思いでブログ初挑戦です。 

祈る : 894

12月20日(金)晴  退院して1582日 / 手術から1664日


絶えることなく
心の片隅に在り続けていることがふたつある。



それは
プーと過ごした日々のこと。


そしてもうひとつは、
このブログをきっかけに邂逅を得たある方のこと。



同病の同士であり
戦友である。


どういう巡り合わせか
私は術後禍なく今日まで呑気に生かしてもらっているのに、
戦友には不運にも術後しばらくのちにリンパ節への転移があった。


職場復帰を目前のあまりにも冷酷な診断は、
本当に無念であったろうと思う。
かける言葉さえ持ち得ない。



だが、その彼は今、
顔を上げてしっかり前を見据え、積極的な攻めの治療に臨んでいる。
落ち込む気配さえ感じさせることなくひたすらに前向きだ。
その様子にむしろこちらが救われる思いがする。



必ずやその攻めの治療が奏功することを信じて疑わない。
いや、上手くいくことしか考えられない。
今この瞬間も、
彼自身の逞しい免疫細胞ががん細胞を駆逐し、
放射線の危険な粒子ががん細胞を撃破し、
抗がん剤の毒がいたずらな細胞分裂を阻止している筈だ。


          


どうか勝利の暁には
美酒の杯をかわし喜び合うのだ。


今からその場面が目に浮かぶようで待ち遠しくてならない。

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