人生はところてん : 903
2月14日 (金) 雨後曇夕方から晴 退院して1638日 / 手術から1720日
梅が満開だ。
菜の花も咲いている。
庭のユキヤナギにも可憐な白い花がつき始めた。
そして花粉症だ。
一昨日あたりから発症し始めた。
加齢と共に徐々に症状は軽くなりつつあるが、
しかしそれはすなわち、抗体の働きの衰えを意味しているのだから、
心境は複雑だ。
それにしても、目が痒い。鼻水が止まらない。
薬を飲めば、
ただでさえふやけた空気頭がなおさらぼぉ~っとする。
野村克也さんが亡くなられた。
その少し前には梓みちよさん。
そしてさらに少し前には宍戸錠さんが。
昨年末には梅宮辰夫さんや元総理の中曽根康弘さんも。
ああ、八千草薫さんもだ。
あれは秋祭りの少し後くらいだったか。
隆盛を極めたかのような著名人が鬼籍に入られる度に思う。
人生は、
ところてん、だなと。
時として長い短いの不条理はあるにしても、
だいたいが生まれた順繰りに押し出されていくのだ。
人にこのことを話すと「馬鹿なたとえ」と一笑に付されるのだけれど、
若い時から特に有名人の訃報に接するたびにそう思う。
数年前に、生まれた順をすっとばして、
あやうく押し出されそうになったのだけれど、
今なおこの生を享受できていることの不思議。