tongue twister のブログ

平成27年5月26日、舌癌(StageⅣa)の手術(舌亜全摘・両リンパ節郭清・腹直筋皮弁による再建術)を受けました。ところが数日後の6月1日朝の診察で、まったくの突然に緊急再手術決定。なんと、最初の手術20時間、再手術13時間、計33時間(笑)(゜o゜;;

心身共に回復してきた今、それらの日々を振り返り、今度は私が誰かを励ますことができれば、との思いでブログ初挑戦です。 

もうええのです、そんなこたぁ : 668

7月22日(日)晴  退院して1065日 / 手術から1147日
                      

                          


  


ベロをチョッキンしてできなくなったこと。



口笛を吹くこと。


舌打ちすること。


あっかんべー。


そしてもうひとつ。
スイカのタネをうまく吹き出すこと。



でももうそんなことは
まったくどうでもええのです。


生きとりますけん。



お船にゆられて
どっか遠くへ行きたいな。

まだこんなはずじゃ、、、: 667

7月20日(金)晴  退院して1063日 / 手術から1145日


若いときは
常に何かを探していたり、
普通であることに疑問を抱いたりしていた。


そして
「ここでないどこか」
を常に求めていた。


だが
世の中に揉まれ
ある程度の歳になると、
そんな場所などはどこにもないことを
ふとある時知るのだ。



甘っちょろい言葉でいうと
『自分探し』
みたいなことなのか・・・。


でもねえ、人生の先が見えてきたこんな歳になっても、
まだ甘っちょろい自分がいる。
「こんなはずじゃない」と。


いったい何がどういう風になればいいのか
それはよくわからないけれど、
未だに人生に妥協しきれない未練があるのは確か。



昔、といっても15年位前?に読んで
すっかりその世界観の虜になってしまった写真家、小林紀晴さんの
『 ASIAN JAPANESE―アジアン・ジャパニーズ』
という本を久しぶりに読んだら、
そんなこんなの若僧みたいなことを思ったりしたのさ。

ありがたい : 666

7月19日(木)晴  退院して1062日 / 手術から1144日


体温を超える「命に関わる危険な暑さ」が続いている。
先の水害もあり今年ばかりは
大好きな夏がやってきた!
なんてとぼけた顔して言っとる場合ではない。




もうすぐ術後3年と2ヶ月が大過なく過ぎようとしている。
そして診察は術後3年を超えて、
ようやく3ヶ月の間隔が空くようになった。


それはそれで喜ぶべきことなんだろうけれど、
3ヶ月も病院から遠ざかると
すごく不安で心細くなるときがある。
担当医の顔が懐かしくも思い浮かぶこともあるくらいだ。



再発転移のことを意識することは
だんだん少なくなってきた。
何事もなく過ごせるというそのことが、
当たり前に感じられる日々。
ありがたい。


だが
のど元過ぎれば、の例えもあるように油断せぬよう。


大胆に
そして
細心に。